父は今年82歳になります。5年くらい前だったかな。初めて介護認定を受けて、”要支援2”でスタートしました。父は病院嫌いで、糖尿病を長年放置してきたらしく、目が見えなくなってきたり、長く歩けなくなってきていました。糖尿病の恐ろしい”合併症”というやつです。
なので、老人保健施設へリハビリに通ったり、よく公園へ歩きに連れて行ったり、孫(私の子)と近くの本屋さんへ行ったりして充実して過ごしてきました。
でも徐々に5分歩いては休憩を取らないとしんどくなったりするようになりました。
歩くのもスローです。友人と喫茶店へ行っても同じペースでは歩けないのです。
その辺りから、かなり自分を恥じるようになったように思います。
公園でも、バッタリ知り合いに会わないようにと警戒していました。
それから「今までは歩くと気持ち良かったけれど、最近歩くと腰が痛くなる」と言うようになってからは、歩くのを止めてしまい、家で足踏みなどしていました。
1年くらい前からは、おむつもするようになり、外出を嫌がるようになり、家族の集まりもやりたがらなくなりました。老人保健施設のリハビリ(デイサービス)もやめました。(第一印象からあまり感じのいいところではなかったので、すぐ同意しました。)
お風呂にも滅多に入らなくなりました。
もともと痩せているのに、どんどん痩せていきます。
もう今では家の中での移動しかしていません。
下手に連れ出すと、転んでしまうのが怖いのです。
転んで骨折などして入院するのをきっかけに寝たきりになるということも珍しくないそう。
これまでも何度か転んでいます。目がよく見えてなくて、段差に気付かなかったときもあります。
以前は自分で近所の病院へは通えていたのですが、坂道で転んでケガをしてからは、同居している兄が送り迎えをしています。
杖をもって歩いていましたが、下り坂だともう踏ん張りがきかなくて止まらなくなって、でも足は着いていかないので、顔から派手に転んでしまい、鼻の骨をぶつけて腫れ上がってしまいました。通りすがりの車の方々が何台も何人も降りて来て「大丈夫ですか?」「病院へ連れて行きましょうか?」と声を掛けて下さったほどなのです。
目の方は、白内障の手術をしても、緑内障が進行しています。
徐々に見えなくなっていく恐怖もあるでしょう。
視野が欠けていくのです。
大好きだった本も読まなくなり、ダンボオール箱12個分ほど処分しました。
「生きる希望がない」「もう死ぬだけだ」と言っているのです。
もし自分だったらと思うと、目も見えず歩けずだったら…励ますこともできません…
最近では、認知症の症状も進んでいるようで、毎日寝てばかりのようです。
私が実家へ行っても以前のように孫のことを聞いてきたりもなく、元気がなく、すぐ眠ってしまいます。大好きだった孫にも、もう興味がないよう。
明らかに介護度が進んでいると思うので、先日再び介護認定を受けました。
”要介護2”でした。
”要支援”から”要介護”となると、ケアマネージャーさんが変わるらしく、とてもいい方が担当になりました。
今までの方は、父がデイサービスなどサービスを受ける気がないとケアマネージャーが何もできなくて困ってしまうと言われてきました。
介護保険の認定期限も切れていて、半年間放置されてました。(期限が切れることを知らなかった私も悪いのですが。)
ケアマネさんに今後のことを相談しようと連絡をした時に、「以前〇〇さんのケアマネージャーをしていました〇〇です。」と過去形で言われて「え?」となりました。
期限が切れることを知らせて下さらないのも不親切ですよね。担当者だったのに。
先日、新しいケアマネージャーさんが挨拶に来てくださいました。
今回の方は、だいぶ話し込んで下さいました。3時間近くもいらっしゃいました。
笑顔で「私は健康の押し売りをしに来てます。」
「(死ぬ)時期は自分では決められませんから、それまで(人生を)全うしましょう」
とか親身になって一生懸命話してくださいました。
父が再びデイサービスに通ってくれるのか、難しいですが、この方(ケアマネさん)とがんばっていこうと思えました。